東林寺の庫裏を訪ねて|福岡市西区・唐泊の禅寺と海を望む静かな空間

福岡市西区・唐泊(からどまり)の漁師町にある禅寺「東林寺」。
今回は、普段なかなか見る機会のない庫裏(くり)を撮影させていただきました。
前住職がお住まいだった建物とのことですが、現在は使用されておらず、今後の再利用が検討されています。
丁寧に使われてきた建物と、海を望む立地が印象的で、静かに過ごす場としての魅力を感じる空間でした。
また、この場所にご興味のある方や、こんな使い方ができるのではというご提案などがありましたら、お問い合わせからご相談いただくことも可能とのことです。
漁師町の高台に佇む禅寺「東林寺」
場所は、福岡市西区唐泊漁港近くの漁師町の高台。
海とともに暮らす風景の中に、静かに佇む禅寺です。

階段を登った先にある東林寺は、臨済宗妙心寺派の禅寺。
穏やかな漁師町の空気とはまた違う、凛とした静けさが広がります。
山門をくぐると広がる静寂
歴史を感じさせる山門をくぐると、外界の喧騒から切り離されたような静けさに包まれます。


木々や石の配置も美しく、自然と気持ちが整っていくような空間です。
門をくぐったその先すぐに庫裡があります。

丁寧に整えられた玄関とモダンな庫裏
綺麗に整えられた玄関。


木の温もりと落ち着いた色合いが印象的で、禅寺でありながらも現代的な雰囲気を感じさせます。
その先にはモダンなリビング。


広々とした空間にやわらかな光が差し込み、落ち着いた時間が流れます。
回遊動線が心地よい洋室とシステムキッチン
回遊動線の先には、広々とした洋室が広がっています。

家具がなくても空間の広がりが感じられ、用途の自由度の高さも魅力です。
洋室から左を向き、回遊動線の右側にあるのがキッチンです。

なんでも作れそうな、女性にも好まれそうな最近のシステムキッチン。


機能性とデザイン性のバランスがよく、日常の暮らしをしっかり支えるつくりです。
後ろを向くと、広々リビングから見えていた廊下へとつながります。

水回りと畳の間
廊下に出てモダンリビングを振り返ると、空間のつながりがより感じられます。

その先には、お手洗い・脱衣所・浴室があります。



生活に必要な設備がしっかり整っており、実際に暮らしていた空間であることが伝わってきます。
※掃除道具が写り込んでいますがご容赦ください。
一旦モダンリビングに戻り、別角度からの回遊動線。

右の廊下が水回りへ続き、左側には畳の間があります。

10畳ほどはありそうな和室で、落ち着いた空気に包まれています。複数人での滞在や合宿のような使い方も想像できる空間です。
2階から望む唐泊の海と絶景

階段を登ると廊下があり、左を見ると庫裏入口、右手には福岡市管理の納骨堂が見えます。


廊下を進むと、唐泊漁港がちらりと見えてきます。

2階の廊下から右に入ると、続き間の和室。



和室には光が差し込み、穏やかな時間が流れています。


左を向くと、眼下に広がる絶景。

海と空が一体となるような景色に、思わず見入ってしまいます。
そして奥からの眺め。

建物内部の落ち着きと、外へ抜ける開放感が心地よく、視線が自然と遠くへ広がっていきます。
静と動が共存するようなこのバランスが、この場所の魅力のひとつです。
窓際からの絶景。下には東林寺の門が見えます。

外観と禅の教えに触れる
外に出て同じようなアングルから。

2階とはまた違い、地に近い視点で感じる海の広がりと空気感があります。
足元に目を向けると、意外なものが。

京都「龍安寺」にもあるつくばいのようなものがありました。
「吾唯足知(われただたるをしる)」
日々の在り方を静かに問いかけてくるようです。
本殿の様子
併せて本殿と仏像もご紹介。


堂内には厳かな空気が漂い、地域に根付いた信仰の場であることが感じられます。
東林寺の庫裏を訪れて
以上、福岡市西区・唐泊にある禅寺「東林寺」の庫裏をご紹介しました。海を望む漁師町の高台という立地、丁寧に使われてきた建物、そして禅の空気感。
単なる建物としてではなく、これからの活用にも可能性を感じる空間でした。
集の樹木葬としても、このような場所の持つ静けさや魅力を大切にしながら、訪れる方にとって心落ち着く場をご提案していきたいと考えています。
また、この庫裏の活用についても、さまざまな可能性が考えられる場所です。もしこういった使い方ができるのでは、というアイデアやご興味がありましたら、お気軽にお問い合わせいただければと思います。